本文へジャンプ

Co.Ltd植木屋さんPART13


ディズニーシーのガーデニングは?

 取引のある業者さんから、招待チケットをいただき、家族サービスがてらディズニーシーへ行って来ました。
仕事を忘れていろいろなアトラクションにも乗ったのですが、どうしても職業病が出てきます。
そんな、なにげなく眼にしたことを書かせていただきます。



 ディズニーシーの建設には、大手のいくつかの造園会社が入って出来上がりました。仲間の業者さんも、工事をさせていただいたとか。
例えば、アトラクションの周りの外壁。ほとんどが擬石でつくられていまが、マトリックス、ラテックスと言った方法で、最近では個人向けのガーデニングにも使われ始めています。
 照明、イルミネーションなどのオリジナルなライトアップの取り付けとか…。工事でのエピソードはともかくとしても、観客の立場から見ても、とても見事に出来上がっていると思います。
 今回は、外壁、舗装、オーナメントなどの二次製品には触れず、植木だけに絞っていきたいと思います。


 


ミステリアスアイランドとマーメードラグーン
 リゾート感を出すための演出上、一般的な樹種は少ないながらも、皆さんが目にする植木もいろいろはいっています。
場所が、日本。そして海のそばという条件下でも巧みな樹種の組み合わせには、本当に勉強になります。
 ソテツ、ドラセナ、パームヤシ類の高木は、今ではよく目にしますが、トウジュロ、シュロなどを入れたり下草には雑木や、ニセウルシ、ナナカマドなど、通常和風の庭に使う木を違和感なく、使われております。
 と言うのも、和風庭園のつくりは、周りを常緑樹で囲む性質上、その中に適する樹種が陰樹(日陰に適する木)になっていまいます。
ディズニーシーのアトラクションの周りも岩、トンネル、地下と日陰な場所があるため、うまく使われたのだと思います。
その他にも、笹類、シダ類、テイカカズラなどのグランドカバー。カクレミノ、アオキ、ヤツデなどディズニーランドには、縁がなさそう木まで組み込まれています。
もちろん、園路や広々としたところには、季節の草花や立派なクスノキ、ヤマモモがあったりもしていますが、そう言った目につくところより、もなにげなく見落としてしまう場所の木に注意をはらうと、いろいろな樹種が使われているのに気がつくことでしょう。



ポートデスカバリーでは
  塩害に強い木も数多く使われています。下草では、なんと言ってもシャリンバイ。ポートディスカバリーではこればっかりだった気がします。他にも、マテバシイ、キョウチクトウ、ダイヨウショウなどなど、デザインだけでなく、地域環境と経過も考慮に入れての事。今思えば、ポートデスカバリーの先にはテトラポットが見えていたので、きっと海側に面していたのでしょう。




ロストリバーデルタでは
 このブロックのメインアトラクションのエントランスには、見事な巨木がそびえ立っております。多分ガジュマルか何かだと思いますが、その木があるだけで、これから起きるアトラクションを期待させてくれます。仕事がら「よく、移植して植えたし、管理が大変なのでは…」と余計なことまで考えてしまいますが、存在感は十分だし、他にもクチナシ等の木々はあったものの、あのガジュマルしか思い浮かびません。下草はウッドボックスだったかなぁ?。




メディテレーニアン(メディテラニアン地中海)、ハーバー
 使う植木でも以外だったのがこちらのブロック。ヨーロッパ調のガーデニングというとメディテラニアンガーデン思いがちでしたが、港というコンセプトもあり、正面ゲート、広場としての活用。ホテルや全体のバランスからでしょうか、植木による演出効果はなかったように思います。
 ただ一つ気になったのに、前回の話とラップしますが数年前から神奈川県の試験場で品種改良を進めていた、サルスベリが所々にあったように記憶します。
 とは言っても私も実物を見るのはこれが初めてのことですから、はっきりとは断定できません。
 このサルスベリ。当時の名称では、○×サンシャイン?とか何とか言う名前でして、従来のサルスベリの樹形ではなく、一言で言うとパラソルみたいな形に作り上げているのです。
オーニング(日除け)の代用として開発改良をしているサルスベリなのです。サルスベリという木、ご存じの方もいらしゃると思いますが成長に時間がかかるしまだ開発段階だろうと思い、こんなに早く日の目を見るとは!。驚きです!。多分まだ一般市場には出まわってはいないでしょうが、もしも本物ならば必見です。



アメリカンウォーターフロントではオーナメントはいくつか有りましたが植木は目にしませんでした。


アラビアンコースト
メイン広場から少しはずれた休憩所で目にしたのが高さ五メートルはあるキンポウジュの木。別名ブラシの木とも言います。
自社ではコニファーガーデン華やかりしき頃、お客様に進めてよくお庭に植えさせていただいた木の一つで、昨今では、人気ある木の一つです。最近ではあまりにも出まわるので、品薄になっているとか。植木生産者の方の話では露地物はなくて、ハウス物が多いとか。
このキンポウジュという木。花が年に2〜3回咲き、比較的丈夫で刈り込みにも強いので、私も個人的に好きな樹の一つです。ですがこんな大きくて立派なキンポウジュにはびっくりです。

キンポウジュ(ブラシの木)

他 にも、ニセアカシヤなど相性の木、ウバメガシ(備長炭として有名)、ミモザアカシヤ、アベリア、ユーカリ、ビョウヤナギ、ビンカミール等々ありましたがどのブロックにあったかは定かではありません。



一日の出来事なので不十分な点、多々ありますが、もし貴方様がディズニーシーに行かれることがありまして、アトラクションの待ち時間の間にふと木々を見渡すことが有りましたらその時のご意見等お寄せいただければと思います。




最後にHPの説明上ディズニーシー関連の画像を使わせていただきました。決して営利目的ではありませんが、問題が有れば速やかに対処させていただきますのでご理解の程よろしくお願い致します。担当 斉藤 msaitoh@green.ocn.ne.jp

エーイーシーCo.Ltd
〒224-0013横浜市都筑区すみれが丘43-19-306 http://www.aec-web.co.jp/
前にホームページに戻ります。 next